Aブロック

　覆面作家企画２の参加作品の感想を書きつつ、お気に入り=金の星を探していこうという、個人的企画です。

◇私は推理はしません。
◇どのブロックに誰が入っているのかという情報は一切シャットアウトしています（見ても記憶から消去していますｗ）。あくまで、純粋に作品のみを読んで、自分のお気に入り＝「金の星」を探そうという、超個人的企画です。

　私は感想を書くのが下手なので、感想文というよりはむしろ寸感になってしまっております。それに、感じたままを書いているので、書き手さんが気を悪くされるようなことも書いているかもしれません。そして、評価の高さは感想文の長短とは関係ありません。

　自分の中で5段階評価で作品に★をつけていますが、星の数はここで発表しません。あくまで、感想と「お気に入り」、「ブロック賞」の発表にとどめさせていただこうと思います。

　以上の趣旨で、順番に感想を書いていきますので、よろしければこのままお付き合いくださいませ。

　それでは、Aブロックの感想です。

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A-01　　星降る夜に
　猫と少女が痛々しくて、ひたすら救ってあげたいという気持ちになった。救われたのは猫の命だけではないのかも。

A-02　　星々の中夜
　不思議テイストな作品。占い師のみならず、主人公にまでうまく煙に撒かれてしまったような感じ。

A-03　　ここで私は生きていく
　夏月嬢がただの宇宙バカでないとわかるラストが印象的（でも、キーパーソンは曽祖父と夏月のどちらかに絞ったほうがすっきりしたかも）。

A-04　　逆さまの星たちとお母様の夢
　美しい、壊れ物のようなお話ですね。

A-05　　SPEED STAR
　レーサーのことはよくわからないので、ダンとエイジの年齢差はどのくらいなのかなぁ、と思いながら読んでいました。エイジはなんだかんだ言ってダンを十分意識していると思います（きっぱり）。

A-06　　涼野伊織那(すずしのいおな)と障子の穴
　名前からして涼宮ハルヒっぽいなぁというのが第一印象。彼女が実際にここにいたら狂喜乱舞しそうですね（笑）。ちょっとひねったラストが好印象。

A-07　　『ゆめいろこんぺいとう』
　人は挫折を知って大人になるのですね。

A-08　　孤島のI and（アイアンド）
　長い物語の導入部といった感じですね。

A-09　　流星と勇者
　私の読解不足なのか、ラストはやや突っ走りすぎて明後日の方向にいってるような（魔王って誰？）。

A-10　　三つ星
　とても静かな、滅びの歌だという印象を受けました。

A-11　　エトワール
　短いながらも構成がしっかりしていて、なおかつ耽美な香りが漂っています。

A-12　　ミルフィオリの夜に
「銀河鉄道の夜」のような、牧歌的でいてかつ物悲しい雰囲気が感じられました。不覚にも「草むらに足が三本しかない」で一瞬『この物語の登場人物は人間じゃなかったのか！』と勘違いしてしまいました。アニメ版の「銀河〜」も猫だし。

【お気に入り】
A-01　　星降る夜に
A-11　　エトワール
A-12　　ミルフィオリの夜に

【Aブロック賞】
　「A-01　　星降る夜に」主人公の動物に対する切ない思いが印象的でした。