小さな命が呼ぶとき

 難病のわが子を救うために製薬会社を立ち上げた父親と、科学者の物語。実話に基づいているのだそうです。
 ポンぺ病の権威である偏屈なストーンヒル博士を演じるのがハリソン・フォード。お父さん・クラウリーの奮闘ぶりもさることながら、博士の変人ぶりがかなり気になったので、この日記ではそこにフォーカスしたいと思います。「感動した!」コメントは苦手なのですよ。(以下ネタバレあり)
 人の迷惑も顧みずに研究室で大音響でBGMを流すは、すぐにカッとなるわで、お父さんはこの博士に始終振り回されっぱなしです。新薬の開発は当然博士一人でできるものではないし、多額の資金も必要。スポンサーの同意も得なくてはならないと言うのに、博士のおかげで話し合いというものが全く成立しない。頑張れお父さん、負けるなお父さん!(苦笑)
 そんな博士も、ポンぺ病の娘・おませなメーガンにはたじたじ。全自動の車いすを相手に全力で短距離競走させられて「まだまだね!」なんて言われちゃうし。
 クラウリーと喧嘩別れした後に、メーガンからもらった魚のマスコットを見つめて反省する博士の表情が素敵でした。
 紆余曲折あって、子供たちは無事治療を受けられるようになります。今度はピンクの薬を作ってあげてね、博士!