「薔薇族」廃刊
同性愛を扱った雑誌としてはとても有名な雑誌「薔薇族」が廃刊になるそうです。2002年に廃刊になった「さぶ」に続き、これもなのか、としみじみ。
http://www.asahi.com/culture/update/0922/007.html(アサヒ・コム)
常日頃、なんで薔薇なんやー、と思っていたのですが、ちゃんと理由がありました。
私が生まれる前に創刊したんだ! すごいー! でも私、ギリシャ神話のエピソードはある程度知っているつもりだったけれど、これは知りませんでした。そーだったのか。「へぇー」×15(←何故・笑)。
文通欄が人気だった。家族にも友人にも言えない悩みを取り上げるコーナーには月1000通以上の投稿があった。同性愛への差別やエイズなど社会問題にも取り組んだ。
同じような専門雑誌の登場とインターネットの普及が、廃刊の原因にもなっているそうで。やっぱり同じ悩みを抱えている人と友達になるって言うのはとても大事なことだけれど、この雑誌が同性愛の記号にもなってしまった以上、本屋で堂々と買うのは少し勇気が必要なのでは。
顔も名前も明らかにする必要がないインターネットに押されてしまったのも、うなずける気がします。やはり時代の流れには逆らえないんでしょうねぇ。
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ところで、私、「いつか涙が乾くまで」の第1章2話「赤い瞳」の中で
「『さぶ』か『薔薇族』でも買ってきてあげよっか。ああ、それとも映画館行く?」
という台詞を入れちゃってるんですが。
「さぶ」が廃刊になった時点でやばいなー、とは思っていたんですけど、「薔薇族」もか。
台詞直したほうがいいのかなー。でも時期を特定したくないしなぁー。この点は当分保留ということにしておきます……。