さらさらしゅるり

「またか」と思われるでしょうが、書いちゃう(笑)。何って、一青窈ちゃんのライブDVDのことです。

姿見一青也 [DVD]

姿見一青也 [DVD]

 はー、えがった。窈ちゃんて着物でもチャイナ服でもドレスでも、とにかく何着せても似合っちゃうのねー。色白で手足が細くてしなやかで、すっごく綺麗な人。「金魚すくい」のPVで踊ってる姿も可愛くて妖しくて、素敵。
 私は昔っから頭のいい人に弱い。勉強ができるとか薀蓄たれとかそんなんじゃなくて「賢い人」に。
 彼女の歌詞やあちこちの出版物で見られる文章を読むと、彼女の頭のよさを感じる。しかも、彼女はそれを私たちに届きやすい形でぽんと具現化してくれる、思いやりのある人でもあると思うの。
 キャッチボールするときに「いーい、今から変化球投げるからねー」と予告してくれて、こっちがそれを受け止められなくてもにこにこしてるような感じ。うまい表現が見つからなくてごめんなさい。

 ライブは3つあったのだけど、やっぱり東京は池上本門寺野外特設ステージでやった『月天心〜しゅるり〜』が印象的だった。
 お寺側も、理解あるなー。特設ステージ組むの許可しちゃうなんて、などと思っていたのも最初のうちで、曲が進むのにつれて「ここで彼女が歌うのは必然だったんだ」って思えるくらい、辺りの雰囲気と彼女の歌がばっちりはまっていた。
 途中で雨が降り出して、さすがにバンドのメンバーには仮設テントが用意されたけれど、窈ちゃんは雨の中でそれを待っていた。そして、雨の中で再びうたい始める。
 雨もざあざあぶりじゃなくって、霧雨がちょっと強くなったような降り方をしていた。それがライトの光に照らされて、雨粒の一滴一滴がきらきらと光り輝いて、幻想的な雰囲気をかもし出している。
 すっごくいいステージだった。生じゃなくてDVDという形で見ることになったけれど、それでも素直にいいと思えた。

 彼女の独特な世界は、スタッフの皆にも愛されているんだなーってことも実感できたステージだった。
 さすがに彼女の出る全てのメディアをチェックすることはできないけれど、これからも自分にできる範囲内でじっくり見守っていきたいなと思う。
 普通のメディアじゃおさまりきれない世界観をもつ窈ちゃん、う○ばんだのH○Y×3だのに出なくてもいいから、これからも自分が一番いいと思える方法で私たちに歌を聞かせてね。