エアベンダー

　シャマラン監督の作品ってかなり癖があるし、見ても外れの方が多かったりするんですけど……（苦笑）。それでも「ヴィレッジ」や「アンブレイカブル」、「シックスセンス」を知っている身としては許せちゃうんですよね。「レディ・イン・ザ・ウォーター」も「うんうん、こういうのが撮りたかったのね♪」とゆるーく見守れてしまう（笑）。
　そんな彼の新作ですが、原作付きの作品です。しかも、続きもので、三部作だとーっ？！
　エレメントを操るシーンは何と言うか、太極拳ですね……。ばっちり型を決めないと、技が繰り出せない。全体的にアクションシーンが緩やかに感じられました。（余裕がある、とも言えるｗ）

　物語自体がまだ導入部だからか、主人公にはあまり感情移入できませんでした。アン役の男の子、可愛かったけどさ。それにアンにくっついていく水のベンダーのカタラも、ヒロインとしてはまだまだ。せっかくノーコンという美味しい設定があるのに（笑）、それを生かし切れていない感じ。カタラの兄のサカと、北の水の国の王女・ユエの恋愛も中途半端だし。

　まだ火の国の王子のズーコ王子と伯父様の関係の方が見ていて面白かったわ、腐女子的に。父に可愛がられている妹との関係もあるので、こちらの方が目が離せないです。頑張れ主人公！

　それ以前に、続編はちゃんと作られるのでしょうか……？　評判はあまり芳しくないようなんですけど、この映画。ちょっと心配です。