アリス・イン・ワンダーランド
3D上映ではなく、通常上映を選びました。だって、いちいち眼鏡をかけたくなかったんだもの……。
ジョニー・デップ演じるマッドハッターの存在感が強くて、肝心のヒロインのアリスがどうでもよくなってしまった(笑)。あのド派手なピエロメイクだと言うのに、お話が進むにつれて段々かっこよく見えてくるから不思議だ。
赤の女王は、顔だけ巨大という醜い姿に加えて、気に入らない奴はすぐに「首をはねてしまえ!」とあの世行きにしてしまう残酷な性格だけど、これも段々可愛く見えてくるから不思議(笑)。
最後は満足。自立した女の子はやはり魅力的だ。
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ダーリンは外国人
原作のエッセイ漫画を大事にし過ぎて、これと言って強い印象が残りませんでした……。せっかくの恋愛ものなのだから、もっとキュンとさせて欲しかったかな。
外国人と日本人とのギャップを描きたいのか、国際恋愛の難しさを描きたいのか、テーマがぼやけてしまっているような気がする……。もったいない!
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シャッター・アイランド
冒頭の「注意して見ないと騙されるよ!」という趣旨のあおりは必要ないです。先入観なしで鑑賞したいから。
トラウマ持ちの主人公が、閉ざされた島で行方不明になった精神病患者を探すというサスペンスです。(以下ネタバレあり)
アバター
最初は、登場人物の「青さ」に目が慣れるのに時間がかかりました(笑)。
3Dで迫力のある画面を楽しみました。途中で、3D用の眼鏡をしているのが辛くなって、時々はずしたりしていましたが(汗)。
ヒロインのネイティリ役の女優さんが、雰囲気も動きも猫っぽくてすごくいい!
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シャーロック・ホームズ
B級娯楽映画として十分楽しめました。何だかんだ言いつつ、ホームズを見ているワトソンが楽しい!
ホームズはワトソンに執着しすぎ。婚約者との仲も裂こうとするし……。腐敗女子を狙っていると思われてもしょうがない設定ですな。
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[映画]リトル・ミス・サンシャイン
愛すべきダメ人間たちの映画です。
ちょっとぽっちゃり体型のメガネっ娘のオリーブが、「リトル・ミス・サンシャイン・コンテスト」(6〜7歳限定の美少女コンテスト)に出場することになり、6人の家族全員でおんぼろワゴンに乗り込んで、会場まで行くことになります。
その家族が見事にダメ人間ばかり。
お父さんは自分で開発した「自己啓発プログラム」を売り出そうと奔走しているけど、版元から色よい返事がもらえない。お母さんはニコチン中毒。お兄ちゃんは自分の殻に閉じこもっていて、誰とも一言も口をきこうとしない(意思疎通は筆談)。おじいちゃんはとことん問題児で、老人ホームから追い出されている。おじさん(お母さんの兄弟)はゲイで自殺未遂。見事なまでにばらばらな家族です。
皆、勝者になれない敗者ばかりで、自分の無力さや世間の非常さに打ちのめされてばかりいます。旅もスムーズにはいかず、トラブル続き。それでも「何とかオリーブをコンテストに出場させる!」という一念のもと、家族が少しずつまとまりはじめます。
やっとたどり着いたコンテスト会場でもひと悶着起きますが……。もう、おじいちゃんが最後の最後まで「やらかして」くれます! クライマックスでは「おじいちゃん〜!!! も〜っ!!!」と叫んで、大爆笑してしまいました。
ぽっちゃりちゃんだけど、素直で明るく無邪気なオリーブの存在が唯一の救い。彼女がいなかったら、本当にこの家族はどうなっていたことやら。
ばらばらだった家族に笑顔をもたらした彼女こそ、彼らにとっての太陽です!